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C値とは?基準・目安やUA値との違いを解説

2023.10.16

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C値とは?基準・目安やUA値との違いを解説

 

マイホームの購入を考えている人の中には、家の気密性・断熱性を重視している人もいます。家の気密性・断熱性の指標として有名なものが、C値(隙間相当面積)です。C値が低いほど、家の気密性は高いと言えます。

この記事では、C値とは何か、計算方法や類似の指標との違いを交えて、詳しく解説します。さらに、C値の基準・目安やC値を低くして気密性を高める方法についても取り上げるので、住宅の気密性を高めたい方は、ぜひご覧ください。

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1.C値(隙間相当面積)とは?

C値とは、建物全体の容積に対して「どれほど隙間の総量が存在するか」を示す指標です。C値が小さいほど「建物に対する隙間の総量が少ない=気密性が高い」と言えます。例えば、C値が「1平方cm/平方m」であれば、1平方mの建物面積あたり1平方cmの隙間が存在することを意味します。

C値が高いと隙間が多くなるため、建物内外の空気の流入・流出量が増えて、エアコンや暖房の効果が外に逃げやすくなります。反対にC値が低ければ、室内の温度や湿度の変動が少なくなり、エネルギー効率の向上や住環境の安定などが期待できるでしょう。また、外部の騒音や花粉、ホコリの侵入も防げます。

1-1.C値の計算方法

C値の計算方法は「住宅全体の総隙間面積÷気密測定床面積」です。総隙間面積とは、窓やドア、壁などに存在する小さな隙間の合計面積を指します。

C値を正確に算出するためには「気密測定」が必要となります。気密測定とは、専門の機器を使用して住宅全体の総隙間面積を算出する手法です。建物の「内部気圧・外部気圧」の差を一定に保ちながら建物からの空気の流出量を計測することで、住宅全体の総隙間面積を算出します。

1-2.C値とUA値やQ値の違い

建物の気密性や断熱性を示す指標としては、C値以外にも「UA値」や「Q値」があります。

UA値(外皮平均熱貫流率)は、住宅全体の「断熱性能」を示す指標の1つです。断熱性能とは、建物外部からの熱移動をどれだけ防げるかを示した数値です。建物の各部位の熱貫流率と面積をもとに算出されます。UA値が低いほど建物は外部の熱の影響を受けにくくなるため、「夏の暑さや冬の寒さを効果的に遮断できる」と評価されます。

Q値(熱損失係数)とは、UA値と同じく断熱性を示す指標です。Q値が低いほど「熱の流出が少なく高い断熱性能を持つ」ということを意味します。ただし、Q値の算出方法は建物の延床面積が基準のため、広い家ほど断熱性能が低いと評価される傾向があります。2013年の省エネ基準の改訂に伴い、住宅の断熱性を評価する主要な指標としてQ値の代わりにUA値が使用されるようになりました。

2.C値の基準値・目安

2009年以前は、住宅の品質を示す基準としてC値が使用されていました。基準となるC値は地域によって異なり、1999年時点では「北海道や東北の一部エリア:2平方cm/平方m」「それ以外:5平方cm/平方m」でした。この数値よりC値が低い場合、高気密の住宅と認定されます。

しかし、2009年の省エネ法の改正に伴い、C値に関する項目は取り除かれました。現在は明確な気密基準が設けられていないため、どのような値が望ましいのかが一般的には分かりにくいです。

そこでここでは、どの程度あれば「高気密住宅」と呼べるのか、以下の3つのレベルを例にして解説します。

2-1. 10平方cm/平方m

10平方cm/平方mという数値は、延床面積1平方mあたりに存在する隙間の面積の合計が10平方cmであることを意味します。古い木造住宅や特に気密性にこだわっていない建物で見られる値です。

このレベルの住宅は、冷暖房時のエネルギーロスが比較的大きいと考えられます。夏の暑さや冬の寒さが室内に影響しやすいうえ、外部の騒音や花粉の侵入も考慮しなければなりません。

2-2. 1平方cm/平方m

1平方cm/平方mという数値は、延床面積1平方mあたりの隙間面積の合計が1平方cmであることを示します。新築の戸建て住宅やマンションでの一般的な断熱基準です。1平方cm/平方mを下回る住宅は高気密と評価されます。

このレベルの住宅は冷暖房効率が高いため、エネルギーロスを最小限に抑えられます。また、外部の騒音や花粉の侵入も抑えられるため、快適な室内環境を維持できるでしょう。

2-3. 0.5平方cm/平方m

0.5平方cm/平方mという数値は、延床面積1平方mあたりの隙間面積の合計が0.5平方cmであることを意味します。高度な技術で施工された高気密性能の住宅で達成される数値です。

このレベルの住宅は、最高レベルの気密性を誇ります。外部環境の変動による室内の温度や湿度の変動がほとんどないことが特徴です。冷暖房の効果を最大限に活かし、エネルギーロスを極めて低い水準にすることが可能でしょう。

3.C値を低くする・気密性を向上するメリット

気密性が高い家のメリットは以下の通りです。

・エネルギーコストの削減

気密性が高い家では、外部からの冷気や暖気の侵入が少なくなります。そのため、冷暖房の効果が長持ちし、エアコンやヒーターの効率が向上します。

・電気代の節約

冷暖房の効果が長持ちするため、冷暖房器具の使用時間を短縮できます。結果として、電気やガスなどの光熱費を削減できます。

・快適な室内環境

高気密の家は、外部の気温や湿度の変動の影響を最小限に抑えられます。室内の温度や湿度が安定するため、「夏は涼しく冬は暖かい」という状態で一年中快適に生活できます。

・健康リスクの低減

気密性が高い家は、結露の発生を抑える効果があります。結露の減少はカビやダニの発生リスクを低下させるため、呼吸器系の健康リスクを軽減できるでしょう。また、外気からの花粉や害虫、汚染物質の侵入もブロックできるため、花粉症やアレルギー対策にもなります。

・防音効果

気密性の向上は、防音の観点からも非常に効果的です。車のエンジン音や工事の騒音、隣人の声などを防ぐことができます。

・住宅の高い耐久性

高気密性の住宅は、外部からの風や湿気の影響を受けにくくなります。家の構造部分や内装が劣化しにくくなるため、住宅全体の寿命が延び、長期的なメンテナンスコスト削減にもつながります。

4.C値を低くする・気密性を向上する方法

気密性の高い住宅は、エネルギーコストの削減や住宅の耐久性向上など、多くのメリットをもたらします。C値を低くするためには、以下の方法を取り入れましょう。

・外壁面のコンセントを減らす

外壁面のコンセントの数を減らすことで、隙間や接続部からの気密漏れを防げます。使用頻度の低いコンセントは内部に移設するなど、最小限の数に減らしましょう。

・細部に気密処理を施す

床や天井の隙間や接合部を放置することで、気密性の低下を招きます。隙間に気密テープやシーリング材を施すことで、気密性を向上させられます。

・窓を滑り出し窓にする

窓は住宅の気密性を大きく左右する部分です。特に、開き窓は複数の接触部が存在するため、気密性が低下しやすいです。これに対し滑り出し窓は、接触部が少なくシンプルな構造のため気密性が高いとされます。

・玄関ドアは片開きにする

両開きドアよりも片開きドアのほうが、接触面が少なくシンプルな構造であるため気密性を保ちやすいです。新築時やリノベーションの際に、片開きのドアを選択することで高い気密性を実現することができます。

まとめ

現在、C値には公定の基準値は存在しません。以前は地域によって異なりますが、北海道・東北の一部で2平方cm/平方m、それ以外の地域で5平方cm/平方mが、高気密住宅の基準とされていました。

住宅の気密性を高める(C値を小さくする)ためには、外壁面のコンセントを減らしたり、細部に気密処理を施したりする必要があります。また、窓を滑り出し窓にしたり、玄関のドアを片開きにしたりすることもおすすめです。このような対策を進めて、住宅の気密性を高めましょう。

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