【わかりやすく】住宅ローンとは?仕組みや借りる流れを説明! | 中京テレビハウジング
2020.12.25
マイホームの購入には数千万円以上のお金が必要となるため、一括で支払える人はなかなかいません。そこで、多くの人が利用する金融商品が「住宅ローン」です。
住宅ローンとは、高額な住宅購入費用を分割で返済する借り入れです。
今回は、住宅ローンの仕組みや借り入れの流れをわかりやすく解説します。
マイホームを買おうと思っている人、住宅ローンに関する基礎知識を押さえたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
1.住宅ローンとは?
住宅ローンとは、住宅を購入する際に多くの人が利用する金融商品です。
基本的には、購入した物件を担保として金融機関から融資を受けて、定められた契約に則って借入金を返済する仕組みとなっています
ここからは、住宅ローンの特徴や仕組みについて説明します。
1-1.借りたお金に利子がかかる仕組みになっている
住宅ローンは、金融機関などから借りたお金に対し、借入金額や借入期間に応じた利子がかかる仕組みです。
たとえば、金利2%・返済期間35年で3,000万円を借りた場合、毎月の返済額と利子・返済額の総額は以下のようになります。
毎月の返済額 | 99,378円 |
---|---|
利子の総額 | 11,738,968円 |
総返済額 | 41,738,968円 |
※借入額3,000万円・金利2%・返済期間35年・元利均等方式
上記のケースでは、借入元金3,000万円に利子が約1,174万円かかることで、総返済額が約4,174万円になることがわかります。
利子の支払いがどれくらいになるかは、金利や返済期間によって変わります。
そのため、住宅ローンを借りるときは家計の収支状況や自分のライフスタイルを踏まえて、無理のない返済プランを立てることが重要となります。
1-2.金融機関などで住宅ローンを取り扱っている
住宅ローンは、金融機関をはじめさまざまな機関で取り扱われています。
それぞれの機関により住宅ローンの特性が異なるため、借入先ごとの特性を知っておきましょう。
○銀行などの金融機関
銀行やネット銀行などの民間融資は、一般的に最も認知されている借入先であり、金利のタイプやプラン、サービスが豊富であることが特徴です。幅広い選択肢から自分に合う住宅ローンを探せますが、審査に通らなければ借り入れできません。
○財形住宅融資
財形住宅融資とは、会社員や公務員の福利厚生の一環として設けられた制度です。勤務先で財形住宅融資を取り扱っており、なおかつ勤務先が定める利用条件を満たす必要がありますが、融資手数料や保証料不要で有利に借り入れできる場合があります。
○フラット35
フラット35は、全期間固定金利で利用できる住宅ローンです。住宅金融支援機構により運営されており、民間金融機関を通じて申し込めます。借入当初から完済まで金利が一定になることが特徴ですが、借入条件は申し込む金融機関によって異なります。
○自治体融資
自治体によって金利や融資条件は異なりますが、ほかの借入先よりも金利水準が低く審査基準が厳しくない傾向にあります。ただし、近年自治体融資を実施している自治体はあまり多くありません。まずは住んでいる地域で自治体融資を行っているのか確認してください。
1-3.借り入れるために審査に通る必要がある
住宅ローンは、借入金が数千万円単位と高額となる、20年から30年と長期間にわたり返済する金融商品です。そのため、金融機関も安易に融資契約を結ぶことはできません。
住宅ローンでは、事前審査・本審査に通って初めて融資を受けることが可能です。
住宅ローンを借りる際は事前審査と本審査の二段階のプロセスを踏む必要があり、事前審査に通ることが借り入れの最初のステップとなります。
審査基準は金融機関によって異なりますが、主な項目は下記が挙げられます。
- 職業
- 収入
- 年齢
- 健康状態
- 購入物件の適正
住宅ローン審査では、住宅ローンの契約者に十分な返済能力があるかを確かめ、融資の可否が決定されます。
1-4.新築物件や中古物件の購入にも利用できる
住宅ローンは、原則として住宅ローン契約者本人が居住する物件を購入のみ利用することができます。「新築物件にしか利用できない」というイメージを持っている人もいますが、居住目的であれば中古物件を購入する際にも住宅ローンを借りられます。
ただし、賃貸物件として人に貸す目的や、セカンドハウス・別荘を購入する目的で住宅ローンを利用することはできません。
2.住宅ローンを借りる流れ
住宅ローンはオートローンなどほかのローンと比較すると多額の借り入れとなることから、申し込み後すぐに融資を受けられるわけではありません。
「希望する日時までに住宅ローンを借りられなかった」という事態を避けるためにも、事前に借り入れのプロセスを把握しておきましょう。
ここからは、住宅ローンを借りる一連の流れを解説します。
2-1.STEP1:事前審査に申し込む
住宅ローンを利用したいと思ったら、まずは事前審査に申し込みます。
事前審査にあたっては、本人確認資料と印鑑のほか、収入を証明できる書類などが必要となります。
これらを金融機関に提出したあと、3~4日程度の審査期間を経て、事前審査の結果が通知されます。
2-2.STEP2:本審査に申し込む
事前審査に通ったら、本審査に申し込みます。
本審査においては、事前審査よりも慎重に審査が行われるため、多くの書類の提出が求められます。本審査で必要となる書類は、住民票や印鑑証明書、売買契約書の写し、課税証明書の原本などです。
金融機関や審査内容によりますが、1週間程度の審査期間を経て、本審査の結果が来ます。
2-3.STEP3:金銭消費貸借契約を結ぶ
本審査に通ったあとは、金銭消費貸借契約を締結します。金銭消費貸借契約とは、金融機関から借り入れする際の金額・期間・金利などを定めた契約です。
また、契約締結から借入期日までに、住宅ローン契約者は返済用の口座を作る必要があります。
2-4.STEP4:融資が実行される
金銭消費貸借契約の締結後、一連の手続きが完了すれば、定められた決済期日に融資が実行されます。借入金はそのまま物件の売主へ支払われ、売主の入金完了と同時に物件が引き渡されます。
融資並びに物件の引き渡しが行われたら、金融機関による抵当権の設定が行われます。
これにより、住宅ローンの返済が滞った場合は、金融機関が抵当権を行使して物件を差し押さえます。
3.住宅ローンの選び方を知るなら勉強会に参加しよう!
住宅ローンは借入金が高額であり、長期にわたって返済することになります。そのため、無理な返済計画で生活を圧迫したり、返済が滞ってマイホームを手放したりするリスクは絶対に避けたいと思う人は少なくありません。
問題なく完済できる住宅ローンを借りるためには、自分に合う住宅ローン商品・金利プランを選ぶことが重要です。
とはいえ、どのように住宅ローンを選べばよいのかわからない人もいるでしょう。
住宅ローンについてきちんと学びたい人は、中京テレビハウジングが開催する「住宅ローン勉強会」にぜひご参加ください。「住宅ローン勉強会」では、70以上の金融機関を比較したうえで、自分に合う住宅ローンの借り方を学ぶことが可能です。
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まとめ
住宅ローンは、新築・中古を問わず、自分が住む住宅の購入資金として借りられる金融商品です。借りたお金に利子がかかる仕組みとなっており、住宅ローン契約者は元金と併せて利子を支払うことになります。
ただし、住宅ローンは申し込めば誰でも借りられるわけではなく、事前審査と本審査に通る必要があります。自分に合う住宅ローンを選びたいときは、住宅ローンに関する知識を深めましょう。
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